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中川 清美 さん  (長野県)
飯田女子短期大学 生活造形コース助手
  9月9日 制作開始

天然藍を使用した着物

経糸   21中12本双(甘)
緯糸   玉糸110中2本片・21中10本片
使用筬  50羽/寸(鯨)

< 現在制作中の私のコメントです >

私の勤務先は、長野県の南の端っこにある、自然がいっぱ いの高原みたいな場所にある短大なのですが、とても立派な藍甕があり、気候がよっ ぽど合っているらしく状態も良いので、是非この天然藍を使用して、青が引き立つ着 物地を織ってみたいと思います。 藍のお世話も私が担当しており、毎日かき混ぜて藍のある生活を楽しんでいます。 よろしくお願いします!
藍甕です!!毎日撹拌し酸化還元電位とpHを測り状態をチェックします。


へ〜そんな事までするんですね〜大変と言うお話しには聞いておりましたが藍染めってやっぱり大変なんですね〜 その努力があればヌカ漬けも出来ますね〜関係ないか、、、ぺこり。
デザインがやっと決まりました!!今日から糸染めです。今日は、酸性染料でうす紫と赤紫・天然藍で藍染めをしました。

これは酸性染料ですね!それにしても真っ白な綺麗な糸ですね〜何処の糸なんでしょう〜あっ!うちか、、、
吉川さんがとっても青い手が見たいようだったので普段はゴム手をつけますが 今回は素手で手ごと染めてみました♪手が染まったり汚れたりするとがんばってる 感じがして私は好きです!

わがまま言いましてすいません。ぺこり。片手にカメラを持って頂きよく考えたら大変でしたね〜 そのまま美容院に行くと同業者?って思われるんですかね?
無事、染まりました★これは経糸の一部分でこれからまだまだ染めます。
この次はまず左みごろを整経してからその他の部分を整経しまた藍染めします


お〜綺麗な色!綺麗な糸ですね〜この絹糸たちがどんな織物になるのか僕も楽しみにしていますね〜
前回、染めた糸の糸巻きが終わりました。 大体思った色が出てよかったです★ でも、藍で染めた糸はやはり少し痛んでしまって、光沢が落ちてしまいました。 藍は、絹の場合は特に後々黄変するのでよく洗わないといけないと教えていただいた ので流水で4〜5時間洗いました。 これから第1回目の整経に取りかかります!!

織物をされているすべての方に思う事ですが工程の多さ本当に大変な作業がまだまだ続きますが 頑張って下さいね〜 本当に詳しく写真を送って頂きまして有り難うございます〜 めんどくさいかもしれませんが今後とも宜しくお願い致します。
藍は、最初染めて、甕から上げた時、大丈夫かな!?というくらい蛍光味を帯びたま緑 なのですが、酸化させると深いきれいな青に変わり、その変化を見るのがとても楽し いです。

この手!この手が藍染めらしくて良いですね〜わざわざすいません。ぺこり。
水洗いはとにかく念入りにします!水の中の絹糸は、乾いている状態よりも光沢が増 し、しなやかでとてもきれいです。今回は藍ということで、深みのあるきれいなウル トラマリンに染まりました。

たっぷりの水に漬かっている絹糸を見ているとなんか嬉しいですね〜 今後とも綺麗綺麗にしてあげてください!
左身ごろの整経が終わりました!今回は柄行きの関係で左身ごろだけ別に整経します。 整経したこの糸を次はその他の部分を整経した後、またまとめて絵羽になるように藍染めします。 総整経本数は1060本です。

やっぱり手織って大変ですね〜まだまだ先は長い!ゆっくり頑張ってくださいね〜
左みごろ以外の整経も終わり、全部まとめて絵羽になるように藍染めしました。 藍は酸性染料と違い、目で見ながら色の調節ができないので思い通りの濃淡が出せませんでした。 また、経絣の要領で染めたのですが、括りぎわの水洗いが十分にできなくて、やっぱ り藍は難しいと痛感しました! その後、経糸を機にかけ、経つぎに入りました!1060本を一本一本、機結びでつないでいきます。

経て継ぎですか!僕は筬に糸が通っていなかったから筬通しでまだ楽だったのですが経て継ぎは結びのテンションとか難しそうですね〜でもようやく先が見えてきましたね〜(好きでやっている方と違って、大変だな〜と関心しながら書いているので、コメントが少し変かな?)
経つぎが終わり、これから経糸の巻き取りをします!! 巻き取りも整経が別なので別々に2回します。 経巻きが終わると糊付けして織り始めです! 次は織っている写真をお見せできると思います。

経て巻きの後に糊付けですか!?僕は染色の後、糸繰りの前に糊付けしたんですけどいろいろあるんですね〜


中川さんのお母様がこのページを見られているらしく更新も急がねばと、、、焦り、コメントも緊張します。 (お許し下せ〜当店のホームページはこんな関西人が更新しておりますので、、、すべて友達感覚!お客様に対しても友達感覚!その方がみなさん良いらしい、、、)
今日から織り始めです!! 伸子を実家から持ってくるのを忘れてました。。。 今は伸子なしで織ってます。 いつも淡い色合いで制作していたので、濃い色で織るのが新鮮です。 玉糸の節の出方がちょうど良くて気に入ってます!!

お〜やっと織り初めですか!慣れみたいですが、、、おしりが痛いんですよね〜 木の板の上にタオルを巻いたり自家製座布団だけなんですからね〜
今回できた着物は、これから仕立てに出して、2月21日からの教員展というこちらの 展覧会に出品する予定です。ちなみに出来は超気にいってます!!!

写真の提出やメール等ご面倒でしたが本当にお疲れ様でした。生地が送られてくるのを楽しみにしておりますね!
< こ〜しろ〜くんのあつい応援 >

以前はお近くでしたが今は長野県で頑張っていらっしゃるんですね〜 それだけの藍の中で生活されているときっと手もまっ青色なんでは無いでしょうか?(文明の利器ゴム手袋でそんなことないかな?)青の引き立つ着物地?期待してます。染色や途中段階の写真(青い手の写真も、、、)も期待してま〜す!






水田 涼子 さん  (大阪府)   モニター
           作品展示日 平成14年12月5日

京都市立芸術大学 染織専攻 4回生
以前ウールで強撚糸を使ったところ面白い表情がでたので、絹でちりめんを織ってみたいとおもいました。 もう大体の完成図はあたまにあります。是非、強撚糸を使った着尺をおってみたいです。

経糸   C−6 21中4本双
緯糸   B−5 本撚21中6本強片撚り
使用筬  60羽/寸(鯨)
織り幅  48cm

< 制作前の私のコメントです >

私も今年で4回生になってしまいました。来年は卒業です。 もちろん今回制作しようと思っている作品も卒業制作の候補です。 日本の伝統的な織物を制作するつもりです。 ちりめんの強撚糸は扱いが本当にむずかしそうなので気合を入れて頑張って仕上げたいと思います。 どうかあたたかいご支援お願いいたします。


整経は昨日やっと終わりました。失敗したらごめんなさいね。 あと、糸は3056本×19m整経したのですが糸は1カセ余りましたよ。

こんにちわ、お久しぶりです。制作全然進みません!!もう大変です。 整経に1週間かかったせいもあってテンションがバラバラなんです。絣は絶対ずれる

こんにちわ!!制作頑張ってますよ!全然進んでませんが…。 絣もずれまくりなんです(;_;) 毎日毎日朝から晩まで制作していてホンット辛い!!辛い辛い。 明日からようやく染めの作業に入ります。

今日染めてみたのですがムラムラなんです!!ム〜ラム〜ラ♪自分でもびっくりです。 黒に染めたかったのですが、変な緑に染まってしまいました。 やっぱり植物では黒は難しいですね。さあ、明日も頑張るぞ〜。

絣、染めおわりましたよ!!ところが・・・・・、あやを切ってしまったんです。もう本当最悪・・・ あやを2箇所とってたんで、なんとか助かってますが、巻き取りが全然すすまないんです。 染料はログウッド(鉄)・臭木(鉄)・紫根(アルミ)・きはだ・蘇芳(アルミ) です。 今回は市販の染料ばかりで、もう少し季節のもので染めたかったのですが、時間がなくって。 でもなかなかいい色に染まりましたよ。

今日千切への巻き取りが終わるのですが、そうこうが8枚だと開かないと先生が言ってたそうです。 4枚に2本づつ入れても問題ないですか? あと経て糸はかなり(60本程)切れた(切った?!)ので46Cm幅になりました。

吉川さん!!試しのサンプル小さいながらも作りました!っていうより、縮み過ぎです47Cmで筬通したのですが、湯に通すと33センチまで縮んでしまった!!こりゃ大変です。あと心配は経ての縮みですね。 ま、とりあえず頑張ります(^-^)

悲しいおしらせです。19mせいけいしたのに、糸が50本切れしまったせいで、絡まりがひどく、先輩に相談した結果 切った方がいいと言うことで12mしか長さがありません。本当サンプル作りすら出来ない状態です。 吉川さんに渡せるサンプルもないかも…どうしよう…もう、どうしようもないんですが。

あ〜…。辛い。自分でなんて引っ張れない…。だってね、今日で織り初めて3日目ですよ。なのにもうあと2mで終わるんですよ。おかしくないですか???(笑) 小袖って全長どれくらいなんですか? もう小袖が駄目ならちゃんちゃんこにします(T_T)

質問なんですけど縮みは自分でしてもいいんですか?先生は自分でした方がいいといっていたのですが…

着物今日、仕立て出しました。地入れで生地が20cmまで縮んだらしく湯のしやさんが苦労したと言ってました。結局最終的には、経は11m緯は38cmになりました。いつも頼んでいる仕立て屋さんはなんとか着物に出来ると言ってたので大丈夫でしょう。(ハ〜ちゃんちゃんこは避けられた!!) やっと、ちりめん作り終わりました。 それにしても、今回は大変大変お世話になりました。本当ありがとうございました。感謝感謝です。

< こうしろうくんのあつい応援 >

早々に完成させて頂いたのに、出来上がりのページが僕の都合でなかなか出来なくてすいませんでした〜。 今回の水田さんの企画、出来上がった作品が何処まで縮むか?どれぐらいのしぼが出るか?とにかく楽しみでした。 (実際にお会いした時も真剣に考えられていたのでなおさら楽しみでしたね〜) 与えられた糸で織るのではなく、糸の特徴を自分で考えて&決めて手探りで制作する。 大変かもしれませんがきっと素晴らしい経験になったと思います。 これぞ織物の醍醐味って感じですね〜!チャレンジャー精神に僕も勇気ずけられました!




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前田 充子 さん  (高知県)   モニター
           作品展示日 平成14年9月5日

草木染め教室に通っている主婦です。 現在、藍染めに夢中で自宅廃屋にて、すくも発酵建て100L、70Lのポリバケツを設置。

    前田さんの「すくもの草木染め」ホームページ

経糸   F−1 シルク偏平糸
緯糸   C−2 キビソ糸太口
使用筬  50羽/10cm(卓上機)

< 制作前の私のコメントです >

豊かな自然の残る高知県宿毛市で、草木染め教室に通い始めて2年目になります。 経験も浅く、織物暦に至っては、わずか1ケ月足らず。まずは、説明書通り、幅30cm長さ60cmの基本を一晩で終わらせ、翌日から糸を発酵藍で染め分け、半幅帯に取り掛かりました。これが自分で言うのもなんですが、 卓上機でも、ここまで本格的なすばらしい織物ができるのかと、すっかり織物のとりことなってしまいました。  織物は難しい、教室等で習わなければ出来ないのでは?織物を始めたいけれど私には無理かな? などと迷っている人の参考になれば、とてもうれしいのですが。「あ〜あ、こんなのなら、やめておこう」 な〜て、言われないよう、ステキな帯を織りたいと思います(あくまで意欲、思入れ)。 現在、綿糸とケナフを藍で染め、半幅帯を製作中ですが、完成間近となり、次回の作品に、とモニター応募させていただきました。どうか暖かいご支援をお願いいたします。


本日、糸を受け取りました。今日は、大安の一粒万倍日(年をとるとこんな事が気なります)で すばらしい絹糸を手にして、とても幸せです。 でもそのすばらしさに、あらためて責任を強く感じました。 初心者の私なりに、一生懸命、頑張らせていただきます。
試し織りの結果、経糸と緯糸は色を変える事にしました。 経糸 F−1 シルク偏平糸は、梅ノ木(剪定で出た物)で、媒染チタンを使いました。綺麗な黄金色?に染まりました。 緯糸 C−2 キビソ糸太口は、色々迷いましたが、やはり好きな発酵藍を使いました。
他の染料では表現しにくい、グラデーションにしたく、大きなカセに巻きなおし、 数回に分けて染めましたが。 染める度に毛羽立ちが、ひどくなり、絡み合い、泣きたくなりました。 藍染めには、合わない糸かな、なんて思ったり… 色々ありましたが、まあ何とか、染の方は、終了しつつあります。


全くの初心者が卓上織機でどうなる事かと、 とても心配でしたが、なんとか織り上がり、帯が完成いたしました。 初めて絹糸を染め、思いとは少し異なる柄となりましたが、 発酵藍のアルカリにも光沢を失いませんでした。 何より、絹糸を扱う事がここまで心地よいとは意外でした。私にとって絹糸の輝きは、時にはダイヤモンドや真珠のよう、 香りは、私の育った田畑の香り、擦れ合う音は、澄んだ小川のせせらぎのようで、いつも、心穏やかに癒してくれた絹糸でした。
想像以上の絹糸の輝きに、圧倒されながら、作業を始めました。 F−1 シルク偏平糸は経糸に使用、剪定によって出た、梅ノ木で染め、黄金色になり、大満足。 C−2 キビソ糸太口は緯糸に使用するため大きな綛に巻きなおし、発酵藍でグラデーションに染めましたが、少し綛が小さく、私の思いとは異なる柄となってしまいました。 しかし発酵藍のアルカリにも輝きを失うことなく、風合いのある、個性的な緯糸となりました。   気の利いた道具もないまま、機上げし、順調に、織り進みました。 織り暦一ヶ月足らず、しかも卓上機で、はたして無事、帯になるのか、と不安もありましたが、織り上げ、帯に仕立てると、帯になりました(あたりまえですが)。感激! 実際に締めてみると、どの紬の着物にもしっくりと合い、おしゃれ帯として応用範囲も広そう。 とてもうれしい!(厳しい批評はしないでね)   初めて絹糸を織り、絹糸を身近に感じ、これほど心癒されるとは、思いがけない喜びでした。 私には、絹糸の一筋一筋が、神秘的で、神からの贈り物にも思えました。 何も分からない初心者にこのような機会を与えてくださいました西陣の糸屋様に、心より感謝いたします。本当に有難うございました。「西陣の糸屋」様の益々のご発展を心よりお祈りいたします。 (写真掲載はなるべく《どうしてもの時はいいのですが》、顔の写ってないものをお願いします。)

< こうしろうくんのあつい応援 >

藤村製糸さんと同じ高知県から藤村製糸さんのキビソ糸を使用した「並幅の帯」を制作して頂くことになりました。 経糸はごわごわしていて、緯糸は染めると毛羽がかなり出るのと節が多い?のとで使いにくかったと思います。 絹糸の中では本当に絹糸っぽくない糸でしたが(後から考えるとなんか少し申し訳ない!筬が荒いので仕方ないのかな?)、 満足できる良い帯が出来て良かったですね! 今度はもっと絹糸らしい糸を使ったしなやかな織物にもチャレンジして下さいね!



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清水 まり子 さん  (秋田県)   挑戦モニター
           作品展示日 平成14年9月5日

秋田公立美術工芸短期大学 工芸美術学科
                    染織・織コース卒業



経糸   S−23 21中24本片
緯糸   A−10 21中18×2
使用筬  60羽/10cm

< 現在制作前の私のコメントです >

実はいままで一度も絹糸を扱ったことがありません。 なんとなく高嶺の花のような感じがするので・・・・ なのでいっそのこと、初めてはこんな形(糸の選択をどなたかにお願いする!)でチャレンジしてみたいと思います。 動機は少々不純ですが、やる気は十分です! 気合を入れて織ります!!どうぞよろしくお願いいたします。


今日21中24本片の方を染めました。3かせをコーヒーで薄い金色にして、残りを藍で。 こっちの糸の方を縦に使用してほしかった…ということが書いてあったと思うのですが、 私は単糸は縦に使わない主義なので、そっちの方にまったく考えがいきませんでした。 でもきれいな糸なので経緯両方にというのはいいかも。ただ強度があまりないので、考え中です。 糸染め→枠取り→玉巻き…と、私は最初に一気にやります。 枠があまりたくさん無いということと、多くなるとかさばって邪魔になるのでという単純な理由からです。 では今回はこの辺で。もう少し進展が形になったらお知らせいたします。


最近仕事が忙しくてあまり進んでいないのですが、 とりあえず機上げは済ませました。糸の扱いも思っていたほど手こずらないです。 ただ最初、静電気(ですよね?)で糸がふわふわして手にまとわりついたので、少し湿らせて扱いやすくしました。 いまは綜絖通しの最中です。願わくば間違っていませんように。 あまり進展がなく、お知らせする内容もほんの少しですみません。 とりあえず今後の予定は綜絖通し〜筬通し、緯糸の染めです。 もう少し仕事のほうが落ち着いたら集中的にやろうと思っています。


ようやく仕事が落ち着いてきて、今週から製織に取り掛かれました。 織るのは早いほうなので今週中にでも織り上げれればなぁと思っています。


緯糸は最初薄く青紫に染めようと思いましたが、ストレートにシンプルにそのままで使いました。 (いつも捻っては失敗するので) 織っているものの特徴を言葉で表すと、中心部の経糸の密度を荒くしてあって、 経糸の流れが見えるような感じに出来ています。 自分の頭の中で描いていたものとは少し違う風ですがなかなか気に入っています。 糸の使い心地については、すべりがなめらかで使いやすいです。 経糸で一箇所今にも切れそうな場所がありましたが 何とか持ちこたえて、絹糸の強さは聞きしに勝るなぁとも思いました。 苦労したところはビームに結びつけるとき、ふわふわして張りを均一にするのに手間取りました。 これも多少湿らせて何とかクリアしました。


●糸について 最初にも言ったように、絹糸を使うのは初めてでそのつるつるした手触りは、今まで使用したことのあるどの素材とも異なっていたので最初はとても扱いづらかった。糸が静電気でふわふわ浮くこと、端をワープビーム等に結ぶときにいくらきつく結んでもすぐに緩くなることの二つに特に手こずった。途中で以前読んだ本に、糊付けをしたり湿らすといいということが書いてあったのを思い出し、ためしに湿らせてみたらとてもよかったのでクリアすることが出来た。 途中、経糸の繊維が部分的に一本だけになって“あ〜、切れるな”と思っても大丈夫だったりととても強度があり、驚いた。 今回は経糸に単糸(片撚りの糸)を使用したが、綜絖を通るとすれて繊維が切れて前述のようになることが3〜4回あった。 使えないことはないと思うが、経糸にはあまり向いていないと思った。

●作品について  今回制作したショールは、中心の糸の密度を少なくして糸の流れが見えるようなデザインにした。実際織り始めてみると頭の中で描いていたイメージとはちょっと違う風になったが、これはこれで気に入っている。左右と中心では緯糸のとおりが違うため、途中から経糸の中心がたるんできたり機からおろすと糸がとても抜けやすくなっていたりと改善しなければならないところが多数あった。

●糸染めについて  経糸…青は藍を一度くぐらすくらいで水色っぽくし、残りはコーヒーで染めてみた。精錬した糸と比べてみないとわからないくらいほとんど変化はなかったが、派手な白さがなくなっていい感じになったと思う。 緯糸…薄い青紫(または赤紫)に染めようとおもっていたが、シンプルで行こうと思っていたことと時間的余裕がなかったためそのままで使用した。

●織り上げての感想  機上げをしているときは“もう使いたくないな〜”とも思ったが、製織中や終わってみると他にはどんな種類のものがあるのか興味がわき、また絹糸を使ってみたいと思った。打ち込みはとの位の強さにすればいいのか、糸の張りはどのくらいがベストなのか、緯糸を渡すときの余裕はどのくらいとればいいのか…など何もわからなかったので、作品としての完成度は低いが、期限付きだったり制約があったりと学生時代を思い出しとても楽しんで制作することが出来た。こういう機会を与えてもらってとても感謝しています。今回は大変お世話になりました。今後、またよろしくお願いいたします。 3ヶ月ありがとうございました。



< こうしろうくんのあつい応援 >

絹糸が始めてと言うことで、一番絹糸らしい片撚りの光沢のある糸を選択しました。 つるつるして使いにくいかもしれませんが、実はもう半分の太さの21中12本片を最初は選んでいじめてやろうと考えていました。(性格悪い、、、)どんな物が出来るか



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桐山 久三古 さん  (北海道)   モニター
           作品展示日 平成14年5月1日

経糸   工房に残っている経糸使用
緯糸   A−7  引出真綿生糸巻き
      F−10 シルクリングヤーン
使用筬  60羽/10cm  100羽/10cm



< 制作中のコメント >
織りと染め工房布布(ふふ)織物教室主婦のかたわら手織教室をひらいています。 マット、またはタピストリーを織る予定です。 二重織りのタピストリーまたは昼夜織りかくらっくるういーう゛のマットを織りたいと考えていますが気が変わるかもしれません。

精練をすませて、干しているのですが、淡い色合いに染め、ふんわりとした仕上がりになるといいなあと考えていますが、まだ2ヶ月と少しの余裕があるのでじっくり考えて・・と。経糸さえ通せばこっちの物、織り始めればつうになっちゃいますから。

送っていただいた3種の絹糸をそれぞれ、茜、すおう、タマネギの皮で染め一枚織ってみました。 写真も撮っています。 もう一枚手持ちの糸を経糸に使い織り始めました。まず一枚目の布には「A-9 絹紡績糸60/2MC」を経糸に 32グラム使い緯糸には「A-7 引出真綿生糸巻き」を使いました。経糸はタマネギの皮で染め  緯糸は茜でそめたものを使いました。こんな糸使いでサマーアンドウインター 織りをしてみたのですが、今 織っている2枚目の布と写真は来週の末には送ること ができそうです。「A-9 絹紡績糸60/2MC」には100羽の筬2本引き込みで「F-10 シルクリングヤーン」を緯糸に使って手持ちのシルク紬糸を経糸に織っているのは60羽1本どりで織っています。「F-10 シルクリングヤーン」は緯糸にぴったりの糸で、なんともかわいらしく仕上がりそうです。「A-7 引出真綿生糸巻き」は経糸にも使えそうですので今織っているのが仕上 がったら大急ぎで一枚織ってみましょう。

最後のコメントとしては、とにかくほっとしています、これからもこういったかたち でのモニターを募集なさっても難しいと思いました。私の織り仲間も西陣の糸やさん のモニター募集を知っていますが糸選びを写真からはわかりずらくて選べないとか、 織りつつメールも送る手間なことはしたくない等々・・・わたしもしんどかったのが 正直な気持ちです。でもやってみて良かった、ありがとうございます。

< こうしろうくんのあつい感謝 >
最近ではお久しぶりのモニターさんです。有り難うございます! お話を聞いていてもかなり余裕が感じられ楽しんで頂けてるみたいで良かったです。 でも余裕をこいていると時間があっと言う間に過ぎてしまいますよ!頑張って下さい!

メールの返信などやっかいでしたか、、、でもこの企画は仕方ないので、、、(無料なんですから) でも終わって良かったですね!有り難うございました。



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水田 和枝 さん (栃木県)  挑戦モニター
  沖縄県立芸術大学美術工芸学部デザイン工芸学科卒
           作品展示日 平成13年7月10日

経糸   A−2 21中12本双(甘)
緯糸   A−2 21中12本双(甘)
緯糸   C−2 キビソ糸太口

使用筬  15羽/cm 一羽おき片羽通し
織幅   50cm
織長   200cm×3枚
技法   インレイ
使用染料 含金染料




< 作者から一言 >
透け透けの生地の中に模様を織り込むインレイ(織成)という技法で、涼しげな タペストリーを織ってみました。 キビソ糸は見るのも触るのも初めてなのでちょっと驚きましたが、普段扱って いる糸は太いものが多いので扱いにくさというのはありませんでした。最初は 毛羽になっているのが気になったので糊をつけましたが、つけずに織り込んで いったほうがふんわりと仕上がりました。 経糸は絹の透明感を出すためにあえて染織せずに使いました。 絹の白さというのは本当に独特ですが、それに緑がよく映えたと思っています。 以前にも書きましたが、21中12本双(甘)の糸は絡まりもなく絹糸の扱いに自信のない 方にも安心して扱えると思います。木枠に巻き取るときにも擦り切れたり絡 まったりすることはほとんどありませんでした。糊付けで少し固まってしまっ たところは苦労しましたけど・・・。 今回は西陣の糸屋さんでこのような機会を与えていただきまして本当に感謝しており ます。 今後とも楽しいホームページ作り・メルマガよろしくお願いいたします。 また次の挑戦者の皆さん!この企画は本当にお勧めですよ。 以上です。

< こうしろうくんのあつい感謝 >
いや〜本当に水田さんにはやっかいな糸がおじゃましてご迷惑をお掛けしました。 でも夏らしく本当に涼しそうな作品が出来上がりましたね〜!またご丁寧に2種類の生地を送っていただきまして、、、感謝感謝っ!この企画に参加して下さる方は本当にみんないい人でうれし〜よ〜! そうですね〜!水田さんのおっしゃるとおり21中12本双(甘)は皆さまに使いやすいと評判の糸ですが、キビソ糸太口は少しやっかいだったと思います。だってこの糸がどうなるか?これが僕の今回水田さんに託した最大の課題だったんですから!糸見本帳では解らないとんでもない部分をどうして処理してもらえるかがっ、、、! 上手く部分使いして頂いて良い感じでしたね〜。でも逆に21中12本双(甘)が出来上がった後は 動いてやっかいですね〜

それとこちらの段取りの悪さで開始が遅くなりまして本当に申し訳ありませんでした。 あ〜んど!写真を送っていただいてから約2ヶ月間もホームページでの写真掲載が遅れて本当に申し訳ありませんでした。本当に反省しております。本当は今もメールマガジン書かなくては行けないと言う影の圧力に追われてつぶされそうなんですけど早く解決しなくてはいけない事から順番に頑張ってます。これからも応援宜しくお願いしますね〜〜〜〜!



< 制作中のコメントです >
メインはC−2ですか・・・。 うむむむ、難しいですがなんかやる気でてきちゃったなぁ。(^^) いろいろ試行錯誤しながら進めていこうと思います。 また何か疑問が出ましたらメールします。そのときはよろしくお願いいたします。

そうですね、実際のキビソ糸を触ってみてやはり経でくるんでしまうのは惜し いような気がします。なので、21中12双甘は多分足りると思います。 何とか今月中に織物計画を仕上げてそちらにご連絡できるようがんばります。 まとまった糸を手にするとなかなか難しそう・・・。結構甘く見ていたかも(^^;)



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清水 あい さん (大阪府)  挑戦モニター
  上乃空工房 運営
           作品展示日 平成13年6月10日

経糸   C−7 柞蚕35中5本片
緯糸   C−5 柞蚕大條糸 細口
緯糸   A−8 柞蚕大條糸 太口
使用筬  60羽/寸間 鯨


清水あいさんの「上乃空工房」のご紹介はこちらっ!



< 作者から一言 >
上記の三種の糸を全て経糸に持ってきました。普通の60羽の筬では大條糸が通らな いので、古い筬を改造して使用しています。染めと整経は順調でしたが、経巻の際に しっかり糊付けしたにもかかわらず毛羽がからんで時間がかかりました。 柞蚕35中の光沢は作業中でも見とれてしまいます。 柞蚕糸の黄なりを生かして染めました。 柞蚕糸は白かったので、ちょうじ(おじさんが洋酒に入れたりする苦い植物)で染め ました。あと、少し藍染めも交ぜました。「インド風着物」になりそうです。 柞蚕糸の光沢にも驚いています。ほんとにきれい。 なるべく大條糸を経に入れようと思っています。そのほうがすっきりしますし。

< こうしろうくんのあつい応援 >
柞蚕糸にこだわって糸を選んでお送りしました。 3種類の柞蚕糸をすべて経糸に使うという僕の想像とまた違った作品を作っていただきました。 柞蚕大條糸の色斑をうまく利用した味のある作品になりましたね〜。 もともと柞蚕糸は家産の生糸撚糸に比べて染色の斑が出やすいのですがその味を上手く利用されていますね〜。これからも手織の世界でエンジョイして下さいねっ!挑戦モニターに応募下さって本当に有り難うございました。また写真もたくさんお送りいただきまして有りがじゅうx2!


清水あいさんの「上乃空工房」のご紹介はこちらっ!


「荒筬」
それぞれの糸を別々に整経して、荒筬通しの際に交ぜました。 ここで経糸のデザインを決めました。

「経巻」
この写真は失敗している所なので悪いお手本です。整経終了後    の「止め」が少なかった為に糸が浮いています。 機で経巻をするのは難しいです。

「綜絞、筬通し」
名前の通り経て糸を筬、綜絞に通した写真です。


< 制作終了後の感想です >
どんな糸がきても着物を織る事しか考えていなかったので、 とりあえず着物の形に仕上がってほっとしています。 糸がゆるんだり、とんだりしていますので日本の着物としての完成度は低いですが、 糸のモヶモヶやでこぼこが柞蚕糸の特徴ですし、これでよかったんじゃないかなと 思っています。こんな風合いの着物は見た事がないです。手触りも紬着物に比べてさ らさらしていて不思議な感じです。 柞蚕大條糸は麻の風合いを絹で出したい時にお薦めです。 柞蚕35中はしっかりのり付けすれば充分に経糸に使えます。普通の座繰生糸を使っ ている方は一度柞蚕糸を使ってみるとかなり世界が広がりますよ。 今回は吉川さんに選んでもらった糸で製作したので今まで触った事のない糸を使用す ることができとても勉強になりました。ありがとうございました。



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澤田 倭文子 さん (東京都)
           作品展示日 平成13年5月29日


< 作者から一言 >

この2枚の写真は、今年5月に鎌倉市の雪之下画廊で開いた個展のものです。2枚の大判のタピストリーは去年と今年上野の都美術館での光風会展で入選した作品です。2枚とも桜をイメージして、すべて桜で染めた糸を使いました。一枚目の写真のタピストリーは絹と麻で枝垂桜をイメージし、二枚目は毛糸でそめいよしのをイメージしました。他は、草木染めの布、草木染めの糸で織ったストールなどを展示しました。再来年の秋に、また雪之下画廊で個展を開く予定です。



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