猿でも解る?簡単な撚糸
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今日はちょっとしたご家庭で出来る撚糸のお話!
え~どんな事するの?と驚きの方もいらっしゃると思いますが、おそらく織物を織られているみなさんも一度は経験されているのではないでしょうか?!
いやっ!絶対にされていると思います。
僕なんか釣りをしている時にいつもこの撚りに悩まされてきたんです。
困ったことにリールの構造で、ちょうど糸が撚れるんですよ~
ま~そんな事はほっておいて、、、
それでは説明にいきましょう~!
お~っ!
いつも意地悪な僕が、今日は珍しく答えからお教えします。
皆さんが知らず知らずの間にしている撚糸は、「整経時に四つ枠を立て
て上に引っ張り上げている」ずばりそれなんです!
知らず知らずのうちに実は撚りを戻したり、入れたりしてるんです。
口で理屈を説明するのは、ちと難しいですけど(関西弁で少々と言う意味)
一度、紙のテープ(幅1cmくらい、長さは1mもあれば十分)を作り何か空き缶にでも巻き付け、巻いたテープの端を空き缶を立てた状態で上側に引っ張ってみてください!
きっと簡単に解っていただけると思います。
先日もあるお猿さんと電話で話をしましたがすぐに解って頂けました。
嘘だと思うでしょ~!(実は、、、嘘です。)
ちなみに四つ枠の天地を逆さまにすると逆の撚りがかかります。
(引っ張る向きが変わりますのでそうなるんです)
また糸の撚度(撚り回数)は巻き取った物の外周によって変わります。
外周10cmの小さな物に糸を巻くと10cmで1回の撚り。
つまり1m間の撚りの回数に換算すると10回かかることになります。
また細かいことを言うと、巻いた時の外周の部分と芯に近い所では、枠周が若干変わります。
(外へ行くほど外周は大きくなります)
ちなみに通常の四つ枠の外周は約40cmだから「2.5回/m」の撚りがかかった事になります。
(たったこれだけです、、、)
撚りの方向ですが、四つ枠を上から見て時計回りに枠から糸が外れていく
のが左撚り(Z撚り)です。
今日の内容、なんとか解っていただけましたでしょうか?
解りにくい方は、後日ホームページ上で図解説明いたします。
(新着メールマガジンを取られていないと解りませんよ~)
この方法を理解すると例えば21中10本片を使い21中20本片(ちょっと変な片撚りですが、、、)を作れるのが解りますよねっ!
※これらは2002年2月27日に西陣の糸屋が発行したメールマガジンを変更した内容です。
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最終更新日2012年2月
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