生糸には、必ずセリシンという糊の固まった物質に覆われてこのままだと
硬く染めにくいので(白生地はこの状態で通常つくられています)柔らかく、染めやすい状態にするために
精練という固着物を落とす作業を行い使いやすい状態にします。
ここでは石鹸練りについて解説していきたいと思います。
■ 精練の方法
用意する物
大きめの鍋(パスタ用など精練後使用可能)、小さめの洗濯用ネット(目の粗い程良い)、精練用重曹、精練用石鹸
(これらは生糸と一緒に販売しております)、精練したい糸
精練の仕方
大きめの鍋に撚糸の最低20倍以上(撚糸を入れた状態で鍋の2/3ぐらいを目安)の水を入れ火にかけます。そして必ず沸騰前(沸騰後に精練用重曹をいれると噴きこぼれます)に撚糸に対して2%〜5%の量の精練用重曹、5%〜10%の量の精練用石鹸を入れ泡が立つのを待ちます。
泡が立ったらとろ火にし、目の粗い洗濯ネットに撚糸を種類別に入れ(繊度の太い物を下側に入れて下さい)35〜50分炊き込みます。(この時、お湯が噴きこぼれ火が消える可能性がありますので鍋のそばから離れないで下さい)
精練時間の目安は握ったときに音がキュッキュッとなる(絹鳴りがする)事です。濡れたままでも絹鳴りはするので、、、へー!
35〜50分練った後、ネットごとバケツに貯めた水につけ軽くすすいで下さい。(この時流水で流したり、激しくすすぐと撚糸のあやが乱れて後で繰りにくい原因になります)そしてその後ネットから取り出し撚糸をのばした状態で物干し竿にかけ風のあたらない日陰に干して乾かして下さい。以上で精練は完了します。
(注意)精練をしたロットが違う撚糸を一度に染色すると精練の加減で染め付きが違いますので一度に染める糸をロットごとにわけて精練する事をお勧めします。また、太い撚糸、撚りの込み入った撚糸ほど練るのに時間がかかりますので細めの糸から順番に取り出して下さい。
以上が精練の基本的な説明です。解ら
ないことがあればこちらまで!