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袋練りの工場   京都でも唯一の袋精練専門の工場です。



精練の中でも現在西陣で行っている中では特殊な方法です。
テンションを全く掛けずに精練するためにふっくらとした風合いがでます。


  まずは工場を一望

昔から西陣でも数少ない袋練りの工場。しかもそれ専門!十数年後にはもう無くなってしまうかもしれ ない貴重な工場に貴重なお方です。綴れなど太い糸を得意とし、染め屋さんがお願いしに来ることも多いみたいです。テンションを全く掛けずに精練するためにふっくらとした風合いがでます。

現在奥様と2人で頑張っておられます。手間が掛かるため1日で出来る量もごく僅かなんです。

生糸を袋に入れる作業

他では絶対見られない生糸を袋に入れる作業。入れ方が下手だと出来上がっても繰りにくいですが さすがはベテランの職人さん、技術とスピードは天下一品!誰にも負けない自信と信用があります。

積み上げられた精練前の袋

この袋の山は精練する前の撚糸の山。この袋を下の大きな釜に何個か入れじっくり煮立てます。この袋が今では手に入らないためぼろぼろになっても縫い合わせて使っておられます。

袋をおいている台の白い色は永年セリシンのついた水が固まったものです。 こんなひとつひとつの備品は永年この作業を見ている職人さんの宝です。
  直径1メートル以上もの大きな釜

撚糸の入った袋を入れ煮立てると白い練り汁がわき上がります。

吹き出したお湯が外にこぼれ火傷をすることもありますがセリシンの成分が付いているために すぐに直り、しかも絶対に皮膚がただれないらしいです。科学的にはよく解りませんがすごい魔法の成分なんでしょう。
  なんどもの水洗いを、、、

大量の水を使い精練終わった撚糸を水洗いしてセリシン、石鹸の成分を完全に落としていきます。 丁寧かつ素早い動きはまさに本物。正直この写真を撮るのかなり苦労しました。

  最終の水洗い作業

ようやく先が見えて来ました。後少しですべての作業が終わります。しかし笑顔は完全に終わるまで 見られません。1日の作業が終わりビールを飲む時に初めて笑顔が出て落ち着くのでしょうねっ!

脱水作業の後は糸を竿に干す

水洗いが終わりようやく仕上げ。脱水した後、竹竿に1綛ずつ丁寧にかけて3日ほど陰干ししようやく 出来上がります。お疲れさまでした。これからも頑張って下さいね!


京都でも数少ない袋練りの工場です。天然記念工場?です。


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平成12年10月 京都市上京区内にて撮影





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