長さの単位
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長さの単位と言っても今回調べただけでなんと4種類!
何でこんなにあるのっ?ってごっちゃになっている人も多いはず、、、
(もしかして僕だけでしょうか?)
よくお客さんに経糸の話をお聞きするとき「?羽の筬で、、、」と
おっしゃいますが、まずその時の単位がみなさんばらばら、、、
今回は、自分の勉強のために自分が調べた事を中心に書きますね~。
いや~解りにくかった!
ほんまに調べていてむかついてきましたわ~!(温厚な僕が、、、)
まずは同じ尺に曲(かね)と鯨(くじら)の二つある事。
「なんであんねん!」
そしてメートルを含めれば三つの単位が呉服業界をまかり通っている事。
「誰かまとめろっちゅうねん!」
それでは本題に入っていきましょう~!
まずは「長さの単位」の種類っ!
世の中にはまだ他にも長さの単位はあると思いますけど、今回
僕が調べることが出来た単位は以下の4種類です。
■「メートル法」
現在日本の義務教育でも教えられている世界でもっとも普及している単位。
■「ヤード・ポンド法」
現在でもアメリカとゴルフ場で使用されている単位。
(あっと、ブラックバスの竿もそうでした。さすがアメリカ~ン)
■「曲(かね)尺貫法」
建築業界、呉服業界でも筬(おさ)の業界、紋(着物・帯の柄を
扱う)の業界で使用されている単位。
中国の孔子が「手を布(し)きて尺を知る」と言った言葉が起源らしい。
(あっと、へらぶなの竿もそうでした。さすがジャパニ~ズ)
■「鯨(くじら)尺貫法」
和装でも帯の幅や長さ、着物の裁断用に作られた長さの単位。
鯨のひげを使って物差しを作ったのが由来だそうです。
◆メートル法
1mm=0.1cm
1cm=1cm
1 m=100cm
1km=100000cm(1000m)
◆ヤード・ポンド法
1インチ =2.54cm
1フィート=30.48cm
1ヤード =91.44cm
1チェーン=2010.8cm
1マイル =160900cm
◆曲(かね)尺貫法 筬業界、紋業界、建築業界で使用
1厘=0.0303cm
1分=0.303cm
1寸=3.03cm
1尺=30.3cm (10寸)
1間=181.8cm (6尺)
1丈=303cm (10尺)
1町=10909cm (60間)
1里=392700cm (36町)
◆鯨(くじら)尺貫法 着物の幅や長さを計る際に使用
1厘=0.03787cm
1分=0.3787cm
1寸=3.787cm (曲1尺2寸5分)
1尺=37.87cm (10寸)
1丈=378.7cm (10尺)
ちなみに西陣の織屋さんは、製造時の打ち合わせや下準備は「曲(かね)尺貫法」。出来上がった織物の話しを問屋さんで話す時は「鯨(くじら)尺貫法」と相手によって日常から普通に使われております。凄い、、、
◇そして何処に入れたら解らないのがこれ、、、
1海里=1852m
実はこのほかにも、、
、
呉服で使う長さの単位には「反」「疋(ひき)」(絹織物に使用)
「段」「端」(麻織物に使用)など、、、
がありましたが非常に曖昧なのと、情報量の不足の為に掲載しませんでした。
(ちなみに2反を疋(ひき)と言うらしい。具体的な情報はこれぐらいかな?汗)
※これらは2002年2月3日に西陣の糸屋が発行したメールマガジンを変更した内容です。
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最終更新日2012年2月
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