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張り撚式撚糸の工場   現在、日本で3件しかない工場です。



昔からこの撚糸機は主に綴れの糸など太い糸を撚糸するために大変重宝しました。
特徴は太い糸を強く撚ることが出来る事です!



この撚糸工場で作った撚糸の、受注生産のご予約を承ります!
納品までお時間がかなり掛かります。ご了解下さい!

奥の人影が見えますでしょうか?

張り撚り式撚糸工場の一番の特徴は長〜い場所がいること。この写真は工場の一番奥から撮影した物ですが、一番奥にご主人さんが仕事をしておられるのが見えますでしょうか?

なんと工場の全長は33メートルもあるのです!昔はもっと長い工場があったみたいです。

このように糸を張って撚糸します。

この撚糸に何故そんな長い場所がいるか?と言うとこのように糸を本当に張って伸ばしていくからなんです。

簡単に言えば昔子供の頃にプロぺラを回してゴムを撚っていく飛行機で遊んだことあるでしょ?えっ遊んでない?その原理を利用した(と言えば一番解りやすい)撚糸機なんです。
ご存知、糸繰り

これは皆様よくご存知の糸繰り。撚糸工場では製糸から上がってきた21〜31中の糸を時間をかけて繰っているです。21中で60000回(1綛で長さ86000m、重さ200g、枠周1.44m)の糸をされているのです。(どの撚糸屋さんでも同じですが、、、)

とにかく気の遠くなるような話でしょ?皆さんが繰る糸は、どんなに長くてもせいぜい1.27mの4000回ですから、、、
撚糸機の先頭部分

ご主人さんが作業をするのはすべてここ、先ほどのお話で言うとちょうどプロペラの部分ともう反対の端(固定部分)がここになるんです。?両端が同じ側になるのはおかしいと思われるかもしれませんが?

そして最も後の部分

場所で言うと反対のはしになる部分ですが、先ほどのゴムの話で言えばここが中央部になります。?マラソンで言うと先ほどの作業部分はスタート地点とゴール地点、ここがちょうど折り返し地点に当たります。

マラソンの話とかプロペラ飛行機の話とかたとえだらけですが解りますか?えっ、まだ解んない?
間隔を開けて糸を張ります。

そしてこの折り返し地点はロープにぶら下がって移動するんです。工場の長さが33mと言うことは、そして折り返し地点までの33mが往復で66mが1本の撚糸の長さなんです。

少し解りにくいかもしれませんが、ようするに33mの工場に引き揃えた糸を折り返して張ると言うこと
ちょうど工場の反対側

上の写真(折り返し地点)で見られる装置が一番反対側に来た状態。下に糸が垂れないように天井近くに来た状態で撚糸準備が完了!

いよいよこれからが撚糸開始です。
これが撚糸の中心部分

この竹製のドラム?の周りにはりめぐっている糸ははたして何本でしょうか?答えは1本です。 全部つながっているのです。ドラム?が回り糸が動き撚糸部分のコマが回転して撚糸が掛かるのです。 つづきは下の写真をご覧くださ〜い!
さ〜 撚糸開始!

上側の糸の端にコマが付いていてこれが回転して撚りがかかり始めます。回転と同時に糸が振り回されています。この時糸に付いていた水分が遠心力により吹き飛びます。また糸を撚ることにより「折り返し地点」は少しづつこちらに近づいてきます。糸にかなりのテンションがかかりここで他の撚糸機にない張りが生まれるのです。

奥にある縦向けにならんだひもは上のコマを回しているベルトです。下に大きな滑車がありそこにすべてつながれて回転しているんです。(ちなみにこのひも1本をぐるぐるいろんな所に通してすべてが回転しているらしい)
撚糸の終わった糸をつなぎ合わせます。

いよいよ大詰め!撚糸の終わった糸を結び合わしているところです。この撚糸の一番の弱点はこの結び目。この工場の場合66mに必ず1回の結び目が出来るんです。解りますか?

もしも100mの工場があれば(昔はあったらしい)200mに一度結び目があると言うことになります。
そして、最後にかせ上げ

結び終わった撚糸はここで巻き取られます。この時奥に行った「折り返し地点?」は糸に引っぱられて 手前側に戻ってくるのです。こんちは!そして最後に「ひびろ」糸を入れ「あや」がくずれないようにして出来上がりです。おしまいおしまい。

ちなみに1日で出来る撚糸の量は、たった6kgほどなんです。すごい時間が掛かるもんですね〜!
ただいま乾燥中です。

かせ上げの終わった糸をこうして乾燥させます。ゆっくりと乾燥させる事により、撚りがしっかりと止まり、張りのあるかた〜い撚糸が出来上がるのです。

精練前の糸を見れば誰でもその違いは解ります。それだけ撚りがしっかりしてるんです。
さ〜糸屋さんに出発!

出来上がった糸は、ひもで縛られて私所のような卸の糸屋さんに連れて行かれます。 出来上がるのを機屋さんが首を長〜くして待っています。また手術用の糸、数珠の芯糸に使われることも多いんですよ!

こうして固い精練前の糸の生涯を終えるのです。お疲れさまでした!
おまけの写真です。

この写真はさてこの工場のどこでしょう?解った方はテレホンカードを差し上げます。(おまえはみのもんたか!関西流一人ボケ突っ込み)

答えは工場の天井です。穴があいているわけではありませんよ!ガラスになっていて太陽の光が差し込んで綺麗だったので取ってしまいました。天井上には糸の枠がいっぱい置いてありました。解りますか?
本邦初公開、工場の外の写真

なんか風情がありませんか?いつもこの道を?(通路)を通り生活しておられるのです。

今日は曇りだったので外にも糸が干してありました。忘れていましたけどこの撚糸機は色糸の注文も結構あるんです。


京都でも現在2軒しかない張り撚り撚糸の工場です。10年後は出来ない撚糸かな?



この撚糸工場で作った撚糸の、受注生産のご予約を承ります!
納品までお時間がかなり掛かります。ご了解下さい!



全国の糸屋様の加工依頼を承ります。ロット、価格はメールにてご相談下さい。
平成12年12月 京都市上京区内にて撮影





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