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良い糸、悪い糸のお話  個人によって解釈が違いますが、、、



いやー! 本当に抽象的ないいタイトルですねー!
私がこのようなタイトルを付けたのには訳があります。

それは、メールによって糸について問い合わせてくる多くの方と、
私が日常まわっている多くの機屋さんとでは言うことが全然違うか
らです。話を聞いていると目標が違う事にはっきりと行き着きます
。では、どのように違うのか説明して行きましょう。

(今回のテーマは、皆様の勉強と言うより私の勉強したことかな?)

まずは目的の違いですが、各産地の機屋(@はたや、#帯、着物製
造メーカー)さんの目的はいかに売れる物をつくるか?に対して皆
さんのような趣味で方(違う人ご免なさい)の目的は自分の満足の
いく物をつくることなのです。

この違いは確実に材料である糸にまで影響を及ぼしているのです。

これから先は機屋さんをベースに説明を書いていきたいと思います。
(国内の使用量を考えるとやはり機屋さんが中心になります。)


多くの機屋さんが求めている糸は

同じ品質の糸ならコスト面で出来る限り低価格な糸(利益率を高く
するためには必要)

少しでも使いやすい糸(使いやすい結果、人件費を抑えることが出
来その結果、利益率を高く出来る)

少しでもきれいな織物をつくることが出来る糸、節のない糸(これ
は多くの消費者がこのような織物を求めてきた結果、問屋さんから
こういう商品を求められていると言う事)


皆さんも上記の事は理解していただけますよねー。


ただそれによって変化してきた下記の事が皆様の欲しがる理想の糸
からかけ離れてきた原因なのです。


製糸会社も2時間目に説明してきたようにたくさんの生糸がつくれ
る自動式(収入が多くなるように)に進化してきました。(=座繰
りの糸をつくっているようでは生活していけない。)

養蚕農家(@ようざんのうか、=蚕を育てて出来上がった繭を売り
商売している人達)も下記のように品種改良をしてきました。

出来るだけ大きい繭をつくる。(生糸の取れる量の多い)
出来るだけ白くて美しい繭をつくる。(高価で売買できる)
出来るだけ病気にかかって死ににくい。(毎年確実な収入がはいる)

(機屋さんの求める出来るだけ節のない糸と、養蚕農家の出来るだ
け大きな繭をつくるは理屈的には矛盾しているのですが、やはり価
格が優先されていると言うことですね!)


       悲しいがな、世の中銭でっしぇ!?


その他にまた後ほどメールマガジンで説明していきますが、一元化
輸入制度(@いちげんかゆにゅうせいど、=日本が生糸輸入の数量
を決め養蚕農家、製糸会社を守っていこうと?している制度)等が
日本の生糸状況が変わってきた大きな原因であると思います。

※これらは2000年4月27日に発行したメールマガジンを変更した内容です。
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