リング式撚糸の工場
太い生糸撚糸はリング式撚糸機を使用して撚糸をします。
こちらの工場は京都市内の生糸を専門に扱う工場では業界一の設備を誇る工場です。
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糸繰り作業でまずは下準備!
製糸枠1.50mの糸を四つ枠に巻き取る作業です。何の変哲もない糸繰りの作業ですが考えてみれば21中1本の細い生糸を繰っているのです。
ここでも永年の経験が大切になるんですねっ!
気の遠くなる作業です、、、
1.50m枠で50000回の生糸を糸繰りです! |
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ここが重要!合糸をする現場!
糸繰りの終わった糸をご存じ合糸(何本か引き揃えて合わしている作業)しています。
この写真では奥の6本のボビンから6本の生糸を合わせて手前の機械で糸を取っていっています。
単純な作業に見えるでしょうが、すべての糸のテンションが揃わないと綺麗なバランスの撚糸が出来ずに駄目な撚糸になってしまいます! |
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撚糸開始~~~~!ぶ~ん!
これがリング式撚糸機です。
上側に合糸した糸をセットししたの筒状の部分が高速で回転し撚りがかかっています。
この撚糸機はリング撚糸機でも大きめの機械で、大きなボビン&スピンドルを使うことが出来るため太い糸や結び目の少ない撚糸をすることが可能です。納得でしょ! |
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ここが撚糸の中枢部分!よ~く見てみよう!
下側にある鉄製の枠の周りにある「リング」糸を通しながら、スピンドルが高速で回転しています。
リングも糸もこのスピンドルの周りをくるくる回っているんですがさすがに見えませんね!上から糸が合わさって降りてきてスピンドルの回転の遠心力でリング&糸がぐるぐる回っています!
(この説明で解るかな~?解らないでしょうね!
実際に機械を見たときにも僕も撚りがかかる理由が解りにくかったですから、、、) |
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こちらでかせ揚げ!
撚糸の終わった糸はこちらでかせ揚げをします。
今回は1.40mm枠で1000回にあげています!
この作業を「かせ揚げ(揚げ返し)」といいます!
この回数が多いと1綛の長さ(重さ)が多くなりますが、
結び目は少なくなります!
こちらの工場の機械は1.40mの枠でしか巻けません。 |
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ごろごろ 工場の番犬
糸の倉庫で不審者の進入を監視する可愛い犬!
主食はなんと生糸!(うそうそ)
夏の暑いときや、かまってもらえな時はこんな感じでいつもごろごろしています。
確かグレート・ピレニーズだったと、、、笑。 |
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